TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD 使用感レビュー
D4s / 300mm / ss:1/640 / F:6.3 / iso:500 / -1/3EV
高倍率レンズは便利。ディズニーランドで写真撮りたいなら、「高倍率があると便利!」です。これ1本で「引き」の構図から「寄り」の構図まで 自由自在、しかもそんなに重くない!そんな高倍率レンズのレビューです。便利というのがポイントです。
下記記事でレンズの撮影設定について言及していますので、そちらもご参考にどうぞ。
製品概要
このレンズの良いところは、APS-Cもフルサイズにも対応しているところ。今後フルサイズ機への移行も考えつつ、高倍率も欲しいという人にはぴったり。
購入のする際に、TAMRONから出ている他の高倍率ズームレンズ 「AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC」と比較しました。名前が微妙にしか違わないので間違いそう。古いほうは2007年発売かな?新しい28-300mmは、以下の点が改善されているとのこと。
- 軽量化
- デザイン性
- 超音波モーター「PZD」搭載によるAFの向上
上記3が向上していて、買うなら断然新しいほうだろうとの結論に。具体的にはメーカーの製品ページから引用してきた下記情報を参照ください。
軽量化
レンズの高性能化、AFなどの操作性の向上を図りながら、小型化にも徹底して取り組みました。 そのため、従来から高倍率ズームの小型化に寄与しているXRガラスのみならず、XRガラスよりも屈折率の高いUXR(Ultra-Extra Refractive Index: 超高屈折率)ガラスも配置しました。このUXRガラスを第1面に配置して前玉径を小型化し、合わせてXRガラスを最適に配置することにより、既存レンズ(Model A20)と同じ焦点距離ながら、さらに軽量小型化を実現いたしました。
引用元:タムロン製品ページ
デザイン性
数多くの特殊硝材を適切に配置する最新の光学設計技術のみならず、複雑な多層構造のカムを小さなスペースにレイアウトする機構設計技術や、シンプルな構造をもつAF駆動方式「PZD」の採用も、さらなる小型化に貢献しています。
引用元:タムロン製品ページ
AF
さらに進化したフルサイズデジタル一眼レフカメラ対応高倍率ズームレンズが誕生しました。高速で静かなオートフォーカス(AF)を可能にする超音波モーター「PZD(Piezo Drive)」、定評ある手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」を搭載。長年蓄積された技術の粋を結集し、高画質化・小型軽量化を実現した高倍率ズームレンズです。
引用元:タムロン製品ページ
SIGMAを買うか、TAMRONを買うか。
レビューやブログ、実際に使っている人の話を聞いても、「SIGMAの方が画質いいぞ」という話を多く聞きます。AFの強さ、画質に関してSIGMAの高倍率の方が評価が高い。
確かに、寄った時の画質、良いとは言えません。また、ピントの合い具合も正直良いとは言えません。(白目)
画質,ピントの合い具合を優先したい方は、SIGMAの高倍率レンズを買う方が良いかもしれません。
では、なんでSIGMAの高倍率の評価が高いのを知っていながら、SIGMAを買わなかったのか。それは、下記の要望を叶えるには28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZDしかなかったからです。
- なるべく発売から5年以内
- aps-cでもフルサイズでも使える高倍率が欲しい。
- ちょっとタムロン厨っぽくなっていた。
SIGMA 28-300mm F3.5-6.3 DG MACROだと発売から10年以上経過している。昔ものだと手に入れるのも難しそうだし、機能面も不安。
下記のSIGMA 高倍率ズームレンズ、18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM の評価はかなりいいが、aps-c専用機なので除外。。。(白目) 今後フルサイズ移行を考えると、フルサイズで使えるものの方がいい。
また、保有レンズの最新タムロン90mmの性能に感動しまくっていた私は、「タムロンのレンズがズゴイぞ」と心の奥底で思っていたというのも大きな理由だったと思います。
デジカメinfoさんではかなりの高評価を得ているようです。
撮影サンプル
初めて撮影してupしたのが下のホットドッグ。自分の技量不足なのかわかりませんが、何なのかよくわかない感じに仕上がっています。
新しくタムロン28-300mm F/3.5-6.3 Di VC買いました。
— ぶんぶん@私はミニヲタ (@bunbunDDD) 2016年7月16日
旅レンズとしてのコスパは素晴らしいです。
ただ、ピント合わせが上手くできない感じがします。 pic.twitter.com/aEUjrZkLd0
激しく動く被写体でも、ある程度近ければある程度な写真は撮れます。画質も悪いとは言わせないぞっ。
あっ(これはカメラに直撃なやつ) pic.twitter.com/OKnYWLCWGh
— ぶんぶん@私はミニヲタ (@bunbunDDD) 2016年7月19日
とはいえ、300mm近くまで寄ると、ピン甘感じがぬぐいきれません。この時の撮影では絞りの調整を考えてなかったというのも上手く撮影できていない理由の1つでしょう。
これはミキヲタほいほいですわ pic.twitter.com/jLQRPJIBw0
— ぶんぶん@私はミニヲタ (@bunbunDDD) 2016年7月25日
工夫するとこんなのも撮れます。
summer has come! pic.twitter.com/2GN2UE1IF8
— ぶんぶん@私はミニヲタ (@bunbunDDD) 2016年7月18日
撮影サンプルは以下の記事もご参照ください。
自分の腕がかなり試されるレンズ
納得できないところもありますが、「この写真良く撮れてるぞ!」と言ったものもあります。扱い方をマスターすれば、もっとこのレンズと仲良くやっていけるかもしれません。
これ1本で「引き」の構図から「寄り」の構図まで 自由自在、しかもそんなに重くない。これはやっぱり強い。長く愛用していきたいと思います。
TAMRON 高倍率ズームレンズ 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD キヤノン用 フルサイズ対応 A010E
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: Camera
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